りんご From 大地宅配 長野県北アルプス

11月下旬のある日、長野県北アルプスの山麓にあるりんご畑を訪れました。大地を守る会が運営する「大地宅配」では達人として名高い原俊朗さんと、俊朗さんの義理の姉・明子さんの農園です。

今回、大地宅配とのコラボレーションにより、原さんのりんごを使ったジュースを作ることになりました。良質で安全な食材を使い、また食材を通して、日本の農業や食の未来を考える、というる双方のコンセプトが合致し、実現した企画です。

こだわりの堆肥作り

りんご畑を歩くと、土がふかふかです。原さんのりんご畑は、約40年前から有機質肥料だけで土作りをしています。微生物が活発に活動している土は、まるでじゅうたんのようなやわらか。さらに、コーヒーかすやウーロン茶かす、緑茶かすなどを使った、植物性の堆肥も使われています。原料にこだわった堆肥作りには時間も場所もかかり、とても大変そうですが、大変だからこそ、ご近所の方々にも堆肥をお裾分けしているそうです。

りんご畑にはふじだけで6〜7品種が育てられ、この中には原さんが育種に成功した「長ふ12」や原さんのお父さまである今朝生さんが育種した「長ふ2」もあります。「長ふ」という記号のような分類。スーパーなどで公表されることのない種の名前ですが、「長野県」で育種された「ふじ」の頭文字から命名されています。なんと「長ふ2」は世界で最も多く生産されているふじなんだそうです。今朝生さんが農薬から堆肥に切り替え、それでも強く美しい品種を育てることに成功し、世界中で愛されるりんごになったのです。

おいしいりんごの見分け方

ここで原さんが、おいしいりんごの見分け方を解説してくれました。「りんごをひっくり返してみて。おしりの部分が青かったり、くすんでいたりするのはまだ早い。赤や黄色になっていたらおいしく食べられるよ」。そして、採ったりんごをなんと素手でぱきっと割ってくれました。りんごにはおいしそうな蜜がたぷたぷに入っています。「蜜が入っていると甘いと思われるけど、これは低温障害で色が変わったもの。甘みとは関係ないんですよ」と。そして、貯蔵している間に、この蜜はなくなっていくんだそう。割りたてのりんごを食べてみると、蜜が入っているものもそうでないものも、しゃきしゃきした食感とぎゅっとした甘みがなんとも、美味。

長年にわたる丁寧な土づくりと、
農薬を極力使わない栽培だからこそ実現できた達人のりんご。
このりんごなら、きっとおいしいジュースが作れそうです。

大地宅配
千葉県千葉市美浜区中瀬1-3 幕張テクノガーデンD棟21階
http://www.daichi-m.co.jp/

  • 写真:大地宅配
  • 取材・文:大地宅配、Why Juice?